歯ブラシの歴史 誕生から古代1

現代のような歯ブラシが最初にどこでどのようにして誕生し、発展していったかについては定かではありませんが、おおよその誕生時期などは次のように推察されています。

この世に現代のような形態をした歯ブラシが出現したのは、中国で西暦959年頃の埋葬の出土品の中から発見されたものが最古であると言われています。したがって中国においては既にこの頃に歯ブラシが使用されていたことになります。

日本における歯ブラシの製造・販売は、明治になって始まったと言われていますが、いつ、どのようにして作られたか、はっきりしていません。日本ブラシ業界史によれば、明治維新後の日本に西洋文化が積極的に導入され、政府が5種類の木ブラシの製作を大阪の商人に促したのがブラシ製造の始まりであると言われています。最初はあまり価値が認められませんでしたが、日常生活の洋式化が進むにつれてブラシが生活の必需品となり、徐々に認められるようになりました。日本の歯ブラシもちょうどその頃に誕生し、大阪で鯨の鬚を柄に使用した「鯨楊枝」を製造・販売したものが最初であると言われています。

西洋での歯ブラシの使用は17世紀ごろのフランスであると伝えられており、したがってこの頃から歯ブラシの製造がはじまったものと考えられています。またイギリスでは1780年に歯ブラシが作られており、そしてこれを機に各国で多くのものが作られ、発展したと言われています。

前述のように東洋では中国の959年頃の埋葬の出土品の中から歯ブラシが発見されています。また『正法眼蔵』洗面の巻によれば、「楊枝」を使う習慣は道元が渡った頃の中国(13世紀の末)では既に廃れて久しく、今日の歯ブラシに似た器具を用いた歯磨きの習慣があったことがうかがえます。

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