手用歯ブラシの選び方

歯ブラシの選択基準として厚生省(現在の厚生労働省)が出した手引きには以下のような事柄が明記されています。
1つ目は、個人の口腔に応じて大きさや形が適当であること。2つ目は、刷毛が乾燥しやすく、適度な弾性と強度があり、先端が鋭くなく、毛束の間隔が適当であること。3つ目に、刷毛の長さは大人用であれば1センチ以上あること。4つ目は、植毛部の形態ができればストレート型であること。5つ目は、把柄は握りやすく、変形、変質しない保水性のないものであること。6つ目は、近代センスにマッチした美しいデザインであること。7つ目は、十分に清潔な状態で包装されていることです。これらを元に、どのような手用歯ブラシを選ぶのが良いかを考えてみましょう。
まず把柄部ですが、材質は耐久性があり、持ちやすく、かつ操作性の良さから考えると、軽量ものが良いでしょう。さらに変形、変質しない非保水性の材質で常に清潔を保てる素材が適しています。一部に滑り止めのラバー素材を使用した歯ブラシもおすすめです。形態は、頭部から把柄部まではストレートであるものが良いでしょう。安定性があり、マッサージなどをする際に回転させやすいものを選んでください。
次に頸部ですが、奥歯や内側の歯まで磨きやすいように細く長く、かつ歯ブラシの毛の先端に力が届きやすくなるようにストレートな形態になっているものがおすすめです。
最後に頭部は、口内清掃がしやすいのは小型のものですが、極端に小さすぎると効率が悪くなるので、ちょうどいい大きさのものを選ぶのがいいでしょう。植毛している台部分の厚さは薄いほど使いやすいため、先端をよりコンパクトにして、奥歯まで頭部が届くように工夫された歯ブラシも市販されています。植毛部分は3~4列のものが水はけもよく衛生的です。1~2列のものは歯周ポケットに入りやすく、毛束と毛束の間隔があいているものは歯間に入りやすいので、目的に応じて選ぶといいでしょう。毛の硬さは、一般的にかため、ふつう、やわらかめの3種類に分けて市販されています。ただし、毛の硬さの表示はメーカーにより差があるのであくまでも目安にしてください。刷毛の材質は、乾燥しやすく衛生的で毛先を均等に揃えることのできるナイロン毛のものが一般的です。天然毛の刷毛は吸水性が高いため不衛生になりがちなのでおすすめしません。
このような注意点を参考に、自分の口腔状態、疾患のあるなし、目的に合った歯ブラシを選ぶことが重要です。

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